英検ライティングトピックで背景知識をつける！

英検ライティングを書こうと思ってもアイデアが出てこない、

なんて経験はありませんか？

中学生や高校生を指導していると

「そもそも何を書いていいかわからん！」

という意見(嘆き？恨み？)をよく耳にします。

・どうしてアイデアが出てこない？

そもそも英語を含めた外国語能力の半分は母国語の背景知識・経験なんです！

なので経験値の少ない中学生・高校生はアイデアが出づらくて当然なんですよね。

たまに小学生(！)で2級に挑戦する生徒を指導しますが、

「そもそも日本語でも何の話かわからない」

という方がほとんどです。

私自身、TOEICを受けるときも営業経験から

「こんなことある～」

と思いながら問題に取り組むことも多いです。

(そういう意味でもTOEICはよくできたテストです)

特にライティングでは自分の意見を書く必要があるので、

モロに背景知識の有無が影響します。

考えたことないことを書くことは不可能だからですね。

・ではどうやって背景知識をつける

では実際に背景知識をつける方法をご紹介します。

・本を読む、色んな体験をする、ニュースを観る/聞く/読む

すみません(笑)時間があればこれが一番理想的です。

日ごろの心がけが数年後には異次元の違いにつながります。

英語でも多読・多聴の効果は背景知識力も影響していると考えます。

でも試験までそんなに時間ない！という方は次の方法も有効です。

・書きにくいトピックについてはwebで調べる

　→調べて背景知識を得た後に「実際英語で書いてみる」

少し時間がかかりますが、これで知らないことが１つなくなります。

試験まで1か月以上ある場合は、

コツコツと「トピックに関する知識」を増やすと、

英語に限らず今後の人生に役立ちますよ。

受験生なら国語や社会や理科系の知識も少しずつついてきますしね。

さらに時間がない、という方は次の方法もあります。

・書きにくいトピックについてwebで調べる

　→調べたことをもとに、頭の中で意見を日本語で考える

試験まで1か月をきってまだライティングのトピックに

馴染みのないものが多い場合はこの方法が使えます。

かなり緊急避難的ですが、しないより断然意見が出やすくなります。

もうひとつ、時間がない時の方法です。

・他の人の意見を聞いてみる

意外と盲点ですが、家族でも友人でも他の人の意見を参考にすることも役立ちます。

普段私たちが得る情報って人づてがかなり多いですよね？

別に英検のトピックについても人に聞いてしまってもいいんです。

ライティング対策本や、スピーチ対策本も活用できます。

こういった本はたいていモデル文が掲載されているので、

そのモデル文を何度も読み、何度も聞きましょう。

なるべく多くのモデル文に触れるようにします。

そのうち「いつも似通った表現ばかり出てくる！」と気づくはずです。

聞いたものを声に出す練習をすると、面接試験でも効果的です。

試験までに30本程度の英文に触れておくと安心です。

時間がない場合のライティング対策実践

では実際に馴染みのないトピックの背景知識をつける例を実践します。

テーマは2022年第2回の英検準1級のテーマより。

Should people trust the information on the internet?

Learning/News/Online shopping/Social media

まずはこのトピックをそのまま検索します。

「ネットの情報は信頼すべきか」

そうすると危険性に関するページが出てきたり、

メリット・デメリットの比較するサイトがあるので、

簡単に目を通します。

次に「ネットの情報　信頼　ニュース」で検索します。

するとニュースと信頼に関する情報があるので、

またいくつか簡単に確認します。

同じように「ネットの情報　信頼　学習」

で調べるとあまり勉強に関することは出てきません。

そこで「インターネット　学習」

と関連しそうな内容で再度検索します。

そうすると「インターネット学習の良さ」

を紹介するページが大量に出てくるので、

いくつか簡単に目を通します。

するとネットと学習はいい面が多いことがわかります。

同じように「social media 情報」など、

関連トピックを調べます。

そうするとSocial mediaはメリット・デメリットの記載が多く、

Online shoppingはいい面が多いことが分かると思います。

これでトピックに対してかなりの背景知識がつきました。

最後に英検のトピックについて自分ならどう意見を出すかを

背景知識をもとに日本語で考えてみます。

英検のライティングでは反対意見を書く必要はないので、

「信頼すべきか、すべきでないか」

のどちらかの意見をサポートする意見を考えます。

考え終わったら次のトピックに進みます。

いかがでしょう？ざっくり20分/1トピックですね。

英検準2級ならキーワードがないので、10分以下です！

まとめ

英検準2級以上のライティングでは「一般的」で「社会的」な

内容の文章を書く必要があります。

一般的というのは「多くの人が考えていること」ですね。

なので多くのサイトや、周囲の人から情報をとると、

ライティングトピックが書きやすくなります。

自分の意見がない場合はまず他人の意見について考えてみましょう。