資格試験を活用して英語力を伸ばす

英検の2次試験の案内が続々と届いているようですね。

なのに、なぜ俺には届かないんだ!!(涙)

大阪だからすぐ届くと思ってたのに(困惑)

英検1級は発送遅いとかないですよね?

それはさておき今回は資格試験を利用して、

どのように英語力を高めるかについてお話します。

就職や入試など、資格そのものが学習の

目的になることも多いと思います。

そういった学習でも英語力はもちろんつきます。

(基本的にスコアが伸びる学習方法は英語力もつく)

ただ一方で英語力を伸ばす過程で、

自然と資格の目標を達成していく

ことも英語教育に携わる身として

お伝えしたいと思います。

今回の記事は特に英検で不合格になった方

TOEICで目標に届かなかった方に有益と考えます。

資格試験を受けるメリット

資格試験を受けることで英語学習に

どんなメリットがあるのでしょうか。

・モチベーションの維持

おそらくこれが一番大きいのではと考えています。

目標があることで日々の学習に取り組む理由になります。

良い結果が出れば努力が形に残ります。

仲間やネットで同じ受験者とつながれます。

外国語学習は継続できるかどうかで、

ほぼ成功か失敗か決まります。

その意味でモチベーションの維持はすごく重要ですね。

・外国語での背景知識が増える

英検でアカデミックな内容に触れたり、

TOEICでビジネスシーンの英語に触れるたり、

資格試験の学習を通して日本語で触れない内容

知らず知らずのうちに学ぶことができます。

私自身はTOEFLの学習でこれを実感しました。

Amishとか津波のメカニズムとか、

エチオピアとユーカリの木の関係とか(笑)

自分では調べることのない内容を資格学習を通じて学びました。

(深い知識ではないですが)

自分の知らないことは話せない」という

外国語の事実を考えれば、資格試験は

背景知識を高めるいいきっかけになります。

(もちろん普段から本やニュースでのInputも大事)

・自分の英語力を数値化できる

ふだん学習しているとなかなか自分の英語力を

客観視することは難しいですよね。

そこで資格試験のスコアを分析すると、

より正確に自分の英語力がわかります。

特に継続的に資格に挑戦すると、

自分の学習の成果を評価しやすくなります。

ほとんどの学習者はスコアしか見てない印象ですが、

細かく分析すると「目標のために」「今」「何」

するといいか、がかなり正確にわかります。

こちらについてさらに詳しく見ていきましょう。

資格試験のスコアをどう分析するか

資格試験では設問や大問ごと

異なるスキルを測定しています。

そして試験結果の書面(やオンライン版)では

スキル毎の正答結果を確認できることが多いです。

今回は英検の結果を参考にどのようにスコアを分析するかを

みていきましょう。

その前にしっておく前提があります。

・合格はそのレベルの英語力を保証しない

 →得点率65%なので、1/3の問題を間違えても合格します。

・選択肢式の問題は最低期待値がある

 →4択問題のテストならテキトーにマークしても25%の正答は期待値

・正解した問題は理解をしているとは限らない

 →25%は正解するので、正解は理解を保証しません

では実際にどのようにスコアを分析するか見ていきましょう。

今回は英検のウェブサイトの結果サンプルを参考にします。

https://www.eiken.or.jp/cse/

まずはスコアの左側のページは無視します。

「え、左下の間違えた問題みなくていいの?」

と思われる方がいるかもしれません。

(私の英会話スクール時代の同僚はほとんどそうでした)

でもそもそも25%は正答なので間違えた問題だけを

取り出して正確な分析をできません。

間違えた問題は復習すればいいですが、

分析には適しません。

ということでスコアの右側をみていきます。

ここでは大問別に正答率を出します。

ここでは正答率25%/65%/85%を目安に、

大問ごとの正答率を仕分けしましょう。

数字はそれぞれ

「確率で保証された正答率」「合格の目安」「得点源の目安」です。

正答率25%前後の大問は「ほとんど理解していない

と考えます。

2つ以上の大問で該当すると合格は厳しいです。

基礎に立ち返って学習する必要があります。

英検準1級のリスニングPart2で、

30%くらいの正答をよく見かけますが、

この問題は英検準1級で鬼門といわれるのも納得です。

25%~65%の正答率の問題は、

まずは合格目安の65%を目指しましょう。

85%の正答率がある問題は得点源です。

85%以上正答できる大問は根拠を持って

回答出来ていることの目安にもなります。

ライティング全体で85%を達成していると、

リーディング、リスニングで50%程度で合格する

こともあります。

(それはそれでどうかと思いますが)

英語力を考えると85%での合格が、

目指してほしい理解ではあります。

全ての大問で85%を達成して合格すると、

次の級に語彙力強化だけで十分合格できます。

(でもギリギリでしょうが)

まとめ

資格試験は英語学習のペースメーカーになる存在です。

そして客観的な結果を使って英語力をみつめることで

これから必要な学習を知るきっかけになってくれます。

特に選択式の試験では正答率を気を付けましょう。

正答率は理解度を示していません。

また合格点も必ずしも高い理解力を保証しません。

そのため85%の正答率を目安として提示しました。

記事を参考に資格試験を受けた後は少し内容を分析して、

今後の学習に是非ご活用くださいね。

大問別の正答率から課題が見つかったら、

そのスキルの学習を増やしましょう。

本サイトの各学習法ページをご参考されることもおすすめです。

資格試験をうまく使って英語力を高めていきましょう!

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