a small wrestler? Lの発音について

みなさん、英語の発音はどう勉強されていますか?

日本語にない音はかなり気を付けないと聞き取りにくいですよね。

私も発音のトレーニングは日々していますが、

継続が大切だと日々感じます。

今日はそんな発音のお話。

tunnel/bottleなどの聞き取り、healthの発音など

日本人が苦手なLについてです。

相撲はsmall??

先日カナダ人の元同僚と食事にいきました。

その際、彼の知り合いの話題になりました。

相撲の断髪式(!)の関係者だそうです。

(断髪式知ってます?力士の引退の儀式です。)

横綱鶴竜の引退式に立ち会われたそうです。

以下、Hirokiとカナダ人元同僚(友人)の会話。

友:She was at Kakuryu’s ceremony.

知り合いが鶴竜の引退式にいたんだって。

H:Ahh. 相撲の横綱か。I used to be a big fan.

 へえ。昔は大ファンやったよ。

友: Did you say small?

  smallって言った?

H:I said I was a sUmOU fan.

I said sUmOU in Japanese, 相撲.

 sumoのファンて言った。

 「相撲」を日本の言い方にした。

友:Wow. It sounded like you said small.

  smallていったように聞こえた。

H: That’s because of Dark L. It sounds similar to “ou”.

Have you ever seen a 相撲 wrestler?

  暗いLのせいやね。ouの音に近いから。

  今まで「相撲」レスラーを見たことある(笑)?

友: No I have never seen a small sUmOU wrestler!

  小さいsumoレスラーなんて見たことない!(笑)

H:You got it.

 ばっちりやね。

どうもNative SpeakerにはオーがLに聞こえるようです。

2つのLの音?

その前に皆さんが苦手な英語の音はなんでしょう?

Rの音を挙げる人が多いと思います。

でも実はLの音も同じくらい難しいんですよ!

日本語の「ら行」は英語のLRどちらとも違います。

Lは大きく2つの音のパターンがあって、

NativeSpeakerはどちらもLと認識します。

で、2つの音は出現パターンが決まってます。

後ろに母音(a,i,u,e,o他)があるときは「明るいL」

これが一般的なLのイメージの音です。

それ以外が「暗いL」です。

(なんか根暗みたいですね。。親近感を覚えます(笑))

つまり「Lの後ろが子音、もしくは何もない時」

Lの音が変わります。

この音が日本語のオーに似てるんですね。

ちなみに英語でアルファベットのLを読むとelと暗いLです。

この現象、実は私たち日本人は聞き取ってます

いかに例を挙げましょう。

people ピーポー

beautiful ビューティフォー(fオー)

wonderful ワンダフォー(fオー)

tell テオー

help ヘオープ(p)

little リ(lィ)トー

double ダボー

bottle ボアトー

初めの3つは定番ですね。

音源を使って下の5つもよーく聞いてください。

多くの場合はこう聞こえるはずです。

ではなぜこんなことが起こるのでしょうか。

暗いLの正体

ちょっと見出しを書いて笑ってしまいました。

怪しい「暗いL」君の正体。。

すみません、戻りましょう!

まずはLの発音方法。

t/dと同じ位置に舌先をセット。

t/dは空気を吐くときに舌と歯茎の間を通って、

それらが離れる特に出る音です。

一方Lは舌先が動きません

舌の柱が口の中にあって、その横を空気が抜けていきます。

舌は動かないので、Lの音は切れ目なく出し続けることができます。

(t/dは歯茎から離れたときだけ)

(文字だけだと難しいので、Youtubeで探して見てください。)

ここから母音につながるのが明るいL

Lの特性がかなりはっきり聞こえます。

では暗いL君はどうでしょう。

暗いL君は前の音からつながって、

舌にくっつく途中の音なんです!

人によってはくっつけて終わることもあれば、

そうでない人もいます。

母音の特徴は舌をどこにつけないことですが、

暗いLは母音の特性があるんです。

(細かくいうと母音は唇を含めて空気が邪魔されない音)

なので同じ母音のオーに近くなります。

これが暗いL君の正体です。

Lの音をつくる途中ですでにLと認識されるんですね。

で途中の音は母音なんです。

だから母音であるオーでも同じように認識されやすい。

最後に注意点。

暗いL君を持つ単語の後ろに母音がつながったら明るいL君になります。

(飲んだら陽キャみたい。。どうしても笑ってしまう。。)

例を挙げます。

telling

bottle of

couple of

rule out

bottle opener

動詞のingや後ろの前置詞とのつながりがポイントです。

最後の例は複合名詞ですね。

まとめ

暗いLはオーに聞こえます。

実際にそのように発音されることもあります。

後ろの母音が続くときは暗いLの単語も明るいLになります。

暗いLを分かっていると、

tunnel/bottle/healthが聞きやすく、言いやすくなります。

どうぞご参考くださいね。

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