2023年第1回英検1級二次試験結果発表!

本日7月25日は英検面接試験の結果発表日でした。管理人Hirokiは12年ぶりの英検1級再挑戦。12年前は合格したものの面接はボロボロでした。。今回はその雪辱を胸に、英語力の上達を数字でみることが目的でした。

ちなみに管理人のプロフィールはこちらから

2023年第1回英検1級面接試験の結果は?

早速結果をみていきましょう。12年ぶりの再挑戦は、、、、、、、、、、、、、、

合格!!

よし!この12年は無駄じゃなかった!そして意外にもスコアは高得点!割とやらかした気がしたのに。

詳細をみていきます。

なんと39/40の正答率でした!!割とやらかした気がしてたのに(また)。いやめっちゃうれしいんですがね!そして1点減点でCSEー143はやりすぎでは。。いずれにせよ目標の1つCSE3000超えを達成!

半分あきらめていたんですよ、実は。

次は今回の受験の背景や面接試験の詳細をご紹介します。

受験に当たっての目標

12年前にはギリギリでなんとか合格した英検1級の面接。その間に着実に英語力を伸ばした自負もあり、今回は2つの目標を設定しました。1つは「CSEスコア3000超え」。こちらは4技能で9割以上(95%?)の正答率が必要なようで、達成がかなり難しいそうです。1次試験の受験後に実感することになります。

もう1つは1次試験3技能での満点です。つまりリーディング、リスニング、ライティングのそれぞれで満点で合格することでした。これには一応根拠があり、とあるYoutubeで有名な英語講師の方が、全4技能で満点を取得されていたんです。その先生はNativeSpeakerなので、スピーキングは敵わないにしても、選択肢問題のリーディングとリスニングぐらいは追いつきたいと考えました。また英検のライティングはIELTSのようにNativeレベルは求められないので、スピーキングを除く3技能をNonNativeとしての達成目標にしました。

1次試験の結果はこちら

今回1次試験の結果はリスニングのみ満点!CSE3000点超えには希望をつなぎました!そして、なんとか、二次試験でもよい結果が出てギリギリでCSE3000超えを達成できました!

(※2023年11月追記:10月の第2回試験でリーディング満点も取れました!残すはライティングのみ。)

2次試験に向けて

1次試験は満点ならずも高得点で合格。しかし4技能でCSE3000点超えには面接試験で40点満点の37点以上が必要みたいでした(汗)正直半分あきらめてましたよ(笑)今回の英検は実力を知りたかったので、試験対策はしないつもりでしたが、欲が出て急遽スピーチ練習をしました。エクセルの学習管理表を確認すると、試験2週間前から平均で1日25分程度、トータルで3時間半をスピーチ練習に充てていました。

使用したのは旺文社の「14日で出来る面接」本。12年前の本を引っ張り出してきて使いました。加えて英検1級のスピーチトピックを紹介したWebsite2つ。口頭のみの練習で30個くらいのTopicを2回練習しました。本番前は「スムーズに言えるTopicとそうでないものがある」状態。

続いてはそんな状態で臨んだ試験本番の様子をご紹介します。

本番でのパフォーマンス

試験後の感想はこちらです。

入室後はにこやかに、あくまで自然に振る舞いました。イメージは初対面のパーティで出会った感じ(笑)気おくれせずに人間同士のやりとりを意識しました。最初の社交辞令では、12年ぶりの試験で前回はうまく行かなかったこと、今回はいいパフォーマンスをしたいこと、を伝えました。炎天下で駅から20分以上歩いたことを言って、帰りは絶対バスに乗る、と言ったら笑っていました(つかみよし!)あとは趣味を聞かれたので、20回以上見直したTVshowがあると答えました。これはほぼスルーされた(笑)多分時間の都合ですね。

スピーチのテーマは

Should the countries with human rights issues be allowed to host international events?

のようなトピックを選びました。

たしかカードの3つ目だったと思います。

4つ目も一応確認して、5つ目は見ずに3つ目の準備に入ります。

Sports washの観点から、ソチオリンピックとウクライナ侵攻を絡めて話しました。「人権侵害をする国家にお墨つきを与えるのでダメ」と主張。内容は満足でしたが、時間は早く終わったようで、Are you finished? の確認あり、I’m finished.と返答。体感としては15秒から30秒くらい早かったでしょうか。理由は1つだったかも。例はかなり詳細に話しました。今回は結論は言えなかったと記憶しています。主張に対して実例で説明のみ、というスタイルでした。

Q&Aの1問目は失念。

たしかスピーチ内容の確認のような質問でした。次は人権侵害をしていることをどうやって把握するか、という質問でした。言論の自由があるかないかで判断し、批判的な発言を抑圧したり、国民が自由に発言出来ない状態は人権弾圧の証拠になると返答しました。ここではウイグルの例を出し、国際大会を開催し、社会的許容をすべきでないと返答。ウイグルの英語での発音に自信がなく、「英語発音は間違っているかも」と前置きして発言しました。

この後、面接官から、参加だけならいいか、と質問があり、Yesで回答。選手に罪はないので参加まで制限出来ないと返答しました。でも国家として主催はNGと加えました。

次の質問は、実際としてどうやって人権侵害国家を国際的イベントに組み込んで、どう問題を解決するか、と聞かれました。これは正直に「難しい」と回答。日本も、アメリカ(多分面接官の出身)も完璧ではない、表現の自由はあるものの、課題もあり、他の国を変えることは容易ではない、正直これほど複雑な問題に対する唯一で完璧な答えは自分は持ち合わせていない、と返答。これに対して面接官から、共同開催はどうか、と提案がありました。全力で賛成して、ワールドカップでの2国開催を例に挙げて、前向きに変わる機会になると付け加えました(笑)

たしかここで時間切れ。にこやかに、「この時間をありがとう、楽しんだ」Have a nice day!と挨拶をしました。

試験直後は「普通に楽しく話せた」達成感とスピーチ構成や文法ミス、返答しきれなかったことを思い出し、「落ちたかも?でも12年前より全然上達してる」という気持ちでした。12年前はうまく話せずの状態。ただし、型にはめたスピーチをしていた記憶あり。今回は型にはめずにその場で言いたいことを言った。この違いがスコアにどう出るかは未知数でした。今回の結果を確認して、最終的にはやはり体感通りにスコアで合格できて、本当にほっとしました。40点満点の39点はいささか予想外でしたが。

今回のスコアからの考察

今回のスコア詳細を確認して、内容を考察したいと思います。

スピーチについてはおそらく理由だけでなく例の出し方も評価をされているのでは、と感じました。私は今回理由は1つ(と自分では思う)でした。このことから、もしかすると主張をサポートする「理由」と「例」は同列なのでは、推測しています。実際に理由が2つでは満点の事例があるようです。理由+事例で合計3つ(4つ)が一つの目安かもしれません。

他に今回は時間を使い切りませんでした。同時に結論も言いませんでした。そこから考えると、結論まで話しきることが満点の基準の可能性があります。もしくは時間いっぱい使って、理由/例が〇〇個以上かも。いずれにせよ、面接官に対してしっかり伝わる内容であれば高得点は狙えるようでした。もし詳しい例を挙げることで評価されるなら、非常に実践的です。英語力以外にも背景知識力を高めて、説得力あるスピーチができれば高得点が狙えます。

続いてInteractionパートです。ここは面接官の質問に合わせて柔軟に意見を修正していいかもしれません。今回満点の評価をもらいましたが、議論・討論というより、会議のイメージでしたね。面接官を説得する気持ちもなければ、面接官からの新しい意見には、なぜいいと思うのかを示した上で賛成もしました。自分の意見に固執して反駁する必要はないかもしれません。私はあくまで「人間同士のやりとり」を心がけました。

次は文法・語彙です。語彙はいくつか1級レベル(?)の表現を使いました(sports wash, opressなど)。文法は1つだけ致命的なミスをしました。「完璧な人間はいない」と言いたくてNo one is perfect.が出ずに、Not everyone is perfect.と2回ほど言い直しながら言いました。他にも気づかないミスをしているかと思います。それでも満点がとれました。関係詞(副詞/what)や完了形は使いましたが、文法についてはミス=自動的に減点ではないかもしれません。

最後に発音です。ここでも満点の評価でした。正直いって私の発音はNativeSpeakerのレベルから程遠いです。また発音トレーニングはほぼ毎日していますが、そもそもNativeレベルは目指していません。「Non Nativeとして誰にも聞き取りやすい」を目標にしています。それでも、まだまだトレーニングが必要と考えています。そんな自分が発音部門で満点をとれたことは本当にうれしかったです。実際英語を使うときはNonNative同士でのやり取りのほうが可能性が高いですし、Nativeレベルでなくても満点が取れる、というのは資格試験として現実的で勇気ももらえました。その上で、発音満点の要因を考えてみると、強調する箇所をなるべく自然にすることは意識しました。大事なことは「ゆっくり、はっきり、大きく」発話することによって、自分の気もちを伝えるようにしました。評価基準について確定的なことは言えませんがこれは最近自分が大事にしていることです。相手に音声意図を誤解なく伝えるために「発音」があるとすれば、抑揚や強調を評価してもらえたことは励みになります。

CSE制度について

今回CSE3000点を目標にして感じたこと。一次試験は92/100の正答率、二次試験は39/40の正答率。合計で131/140=93.5%の正答率でした。

一方でCSEは3039/3400=89%。満点と1問ミスのCSEスコアに大きな差があります。「満点スコアはCSEで正確に測れない」ということかと思いますが、同時に満点と1ミスのスコアも正確性が担保しづらいんでしょうね。4択試験ということを考えても、無理に3400までCSEスコアを広げなくでも、と思いました。(英検もCEFR/C2は測れないとしてますし)この点は今後修正があるかもしれませんね。

まとめ

今回は英検1級の2次試験結果について管理人Hirokiのケースをご紹介しました。面接でのやりとりや、CSEスコアの算出について、ご参考頂けると幸いです。今回の結果は嬉しく、満足する一方、スピーチが苦手と再認識しました。せっかく課題点を数字で出してもらったので、今後の学習に活かしていきたいと考えています。

またリーディングとライティングの満点は次回の試験で達成できるように、今度はしっかり対策してゆきたいです。(※第2回テストではR満点Get!)

今回の英検を受けて色々な結果があり、受験者はいろいろな感情が生まれたと思います。もちろん合格できれば一番いいですが、合否にかかわらず資格試験を今後の英語学習を見直すきっかけにして頂ければと思います。

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