英検3級~英検2級の面接試験

2023年第1回の一次試験結果発表まで1週間を切りました。

自己採点で合格の可能性のある方は準備を始めていきましょう。

ちなみに筆者は英検1級取得、

英検3級~準1級まで200回以上英検面接の評価・指導の経験があります。

それでは英検3級~英検2級までの面接試験のポイントをまとめていきます。

全ての級で共通の心構え

まずは全ての級で共通する内容を見ていきましょう。

・ゆっくり、はっきりと話す

・沈黙しない

・英語は文単位(主語+動詞)で話す

・質問と同じ英語の形を意識する

二次試験は話す力を評価する試験です。

試験官に英語が届かないと評価の対象になりません

もごもご話したり、無言だったり、笑ってごまかしたり。。

試験で緊張しているのは試験官も分かっています。

ただ、「話す試験」で聞こえないと採点しようがないんです。

「聞こえない」は「話すつもりがない」と評価されます。

回答に完璧なんかありませんから、

二次試験は加点式!どんどん話す!

という気もちで行きましょう。

たくさん話して間違えたとしても、合格点には十分届きます。

また回答は文単位で行います。

例えば、机をふこうとする女性の説明で、

What is the woman going to do?

に対して、

Clean the table.

と答えても正解ですが、

She is going to clean the table.

のように文単位で答える練習をすると、

面接の終盤に自分の意見を答える問題でも、

しっかりと文単位で返答することが出来るようになります。

文単位で英語を話せる、は評価ポイントになるので、

練習のときから意識をしておきましょう。

そのためには質問文を理解して、

同じ形で返答することが役に立ちます。

全ての級で共通の項目

英検3級~英検2級では音読問題が最初に設定されています。

評価ポイントは、

・発音、リズム、イントネーションの自然さ

です。

これには複数形のsなども含まれます。

別にNativeSpeakerのように読む必要もありません。

知らない単語があっても最もそれらしく発音してみましょう。

沈黙しなければ合格点は達成できます。

もちろん、普段から英語を聴いて、

声に出す練習をしていくことが大事です。

ただ、本番ではまずはスムーズに言うことを心がけましょう。

考えて止まってしまうと評価されません。

これは実際の日本語のスピーチでも同じです。

多少言い間違えてもつっかえずに話すほうが、

聞きやすいものです。

話す力、とはそいうったスキルも含まれています。

また意味の区切りも評価されています。

これは文法知識を音声に適用できるかを見るためです。

次の共通項目は、音読した文章に関する質問です。

音読の文章に登場する人物や団体について、

なぜ~するのか?、~は何をするのか?

という質問がされます。

ここでのポイントは人物や団体を代名詞に変えて返答することです?

Why do some people exercise in the morning?

のような質問に対して、

Because some people….

ではなく、

They と返答することが大切です。

英語は同じ言葉の繰り返しを嫌うので、

代名詞の使用は評価の対象になります。

あとは聞かれた内容と一致する箇所を文章から

見つけることができれば十分高得点が狙えるセクションです。

続いて級ごとに異なる項目を見ていきましょう。

各級で内容が異なる項目

英検3級から英検準1級の面接試験では絵を説明する

問題があります。

ただし評価の基準が異なるので、

ここでは英検3級~英検2級までのポイントを確認しましょう。

・英検3級

 1.絵は1枚で、場所や数を聞く問題と

 2.人物の今している行動、またはこれからする行動の説明

1.には

Where is/are~?

How many ~ are –ing?

のような問題が出題されます。

2.では

What is ~~doing?

What is ~~ going to do?

といった問題が出題されます。

ここでも回答の基本は、

同じ形で返答すること、です。

She is going to play music.

のように質問文の形を活用して文で回答しましょう。

・英検準2級

英検準2級では、2つの絵が出題されます。

Aの絵は5人の人物の行動を説明する問題です。

試験官から5人の行動について、

What are they doing?

と質問があるので、

同じ形であるbe+~ingで5つの行動を説明していきます。

ちなみに静止画の説明は現在進行形でします。

途中の行動の切り取り、と考えるためです。

TOEICのPart1で写真描写は基本現在進行形なのはそのためです。

(進行形についてはこちら)

ですので5つの行動を5つの進行形で説明できると高得点になります。

わからない単語があったら一番近い言葉で置き換えましょう。

A man is touching something.

のように大きく外れなければ、

4~5つの文を作れば合格点にはつながります。

次にBの絵では、「現状と問題/願望」を説明します。

たいてい1人の人物にフキダシがついていて、

「困っていること/したいこと/できないこと」を

表しています。

現状と問題/願望を1文ずつ、合計2文で表すと高得点です。

~したい but ーーできない 

because~ ーーできない

~をする soーーしたい

のように2つの状況を説明すれば高得点です。

間違いがあっても2つの説明があれば合格点が狙えます。

・英検2級

続いて英検2級の絵の説明は、3コマスタイルです。

3つのコマに対して、

1コマ目:コメントを紹介

2コマ目:2つの情報を説明。行動や気持ちなど

3コマ目:2つの情報を説明。行動や気持ちなど

5つの文で説明できると高得点です。

それぞれのコマの前置きが英語で書かれているので、

うまく使うとスムーズに説明することができます。

ポイントは、1コマ目の前に導入文があるのですが、

これが過去形になっています。

ですので、「過去のとある1日」を

表現するためにすべての文を過去形で表現します。

合格点には最低でも1つのコマに1つの文で説明をしましょう。

以上が絵の説明の箇所になります。

各級で使うことを想定されている文法項目を

知らないと、たくさん話したのに不合格、

の可能性があるので、気を付けましょう。

各級の質疑応答の違い

英検3級~英検準1級では絵の説明の後に、

2問の質疑応答があります。

それぞれの内容の違いを確認しましょう。

英検3級

英検3級は、個人的な内容に個人の意見を答えます。

Q4で質問に文で答えることが出来ると満点です。

Q5は質問に答えた後に、次の質問に文で回答できると高得点です。

英検準2級

英検準2級は理由や例を加えて2文で回答しましょう。

Q4は一般的な意見でいつでもあてはまることを回答します。

ここで個人の感想だけを言うと評価されません。

Q5は個人についての質問なので、

個人の経験や感想で問題ありません。

英検準2級

英検2級でも、質問に説明や例を使って2文で答えましょう。

英検2級ではQ4もQ5も個人の感想は評価されませんので、

あくまで一般論で回答しましょう。

まとめ

英検の面接試験は一次を合格した人にとっては

さほど難しい内容ではありません。

絵の説明の仕方など、各級の注意点を理解して、

ある程度練習すれば合格点は取りやすいです。

そして正しく評価してもらうために、

とにかく黙らずに英語を話す

という気持ちが大切ですね。

ライティングの見直し、リスニング問題の音読、

面接対策本で練習を今から始めて、

高得点での合格を目指しましょう!

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