公教育と英語力と英検:続報
昨日の記事を出した後に続報にあたる内容が
文部科学省から発表されました!
なんという偶然(汗)
こちらが発表の全文です。
昨日の記事と関連する点のみ取り上げます。
中学卒業時点の英語力の目標を、
CEFR:A1(英検3級相当)取得60%に引き上げ。
高校卒業時点の英語力の目標を、
CEFR:A2(英検準2級相当)取得60%に引き上げ。
以前はどちらも50%でした。
実はこの数字は3月時点で提案がされていました。
今回正式に決定したようです。
また今回新しく、高校生に
CEFR:B1(英検2級)相当の目標が追加され、
30%という数字が設定されました。
ここが一番のポイントでしょうね。
今までB1レベルの目標設定はなかったので。
でももう少し高くでもいいのではないかとも思います。
特に共通試験(2技能でB1レベル)でリスニングがあり、
大学受験組はB1レベルが標準になっているからです。
(あくまで2技能ですが)
公教育で残りの2技能を底上げすれば、
大学受験組は4技能でもB1が基準になるのでは、と思います。
また大学進学率は約55%なので、
B1到達の目標は普通科で50%でいいのではないでしょうか。
(BF大学などもありますが)
私は英検2級(B1)での高得点が
英語学習成功のステップと考えています。
この力があれば今後英語が必要になったときに、
目的に応じて学びなおしをすれば上達しやすいからです。
現実的には公教育のみでこの英語力をつけるのは、
一部の進学校に限られるでしょう。
(そして進学校の生徒も塾にいっていることが多い)
公教育+自学自習+目的別のスクールで
日本人の英語力が高まることを期待します。