骨太の英語力で英検1級/TOEIC950点を目指す方法

今回の記事はタイトルの内容です。

本来資格試験は日々の学習の成果をはかる場

あってほしいと考えています。

もちろん期限があってスコア/合格を

最短で目指したい方がいると承知していますし、

必要に応じてそのための方法も把握しています。

一方で資格で測ることのできる英語力は

一部であることも事実です。

そして実際に使われる英語と異なる部分

大いにあります。(特に音声面)

「生の英語になるといきなり難しく感じる」

というギャップは少ないにこしたことはありません

実際、私自身はこれまで資格のための

勉強はあまりしてきませんでしたが、

つい先日英検1級をハイスコアで合格出来ましたし、

TOEICの満点も取得しています。

管理人Hirokiの経歴はこちら

(相当時間はかかってますが。。)

TOEFL/英検1級の単語、TOEICの文法問題演習

TOEFLライティング試験直前に各種過去問で形式を知る。

これまでした資格対策本はこれくらいです。

 (最近は理由あってTOEIC模試してますが)

以上の観点から、資格対策は最低限にしながら

「英語力を高めて英検1級/TOEIC950点を達成する方法」

についてご紹介します。

正直に申し上げて、この方法で合格までの時間は

資格対策特化型の倍以上かかると思います。

あくまで

「幅広いトピックを生の英語でほとんど理解できるし、

話すこともできる、資格は受けたら合格、もしくは高得点を取れる英語力」

を目指すための方法です。

「最速で資格の目標を達成する方法」

ではありません。

今回は実際に私がしたことに加えて、

各種素材と資格試験とのレベルを考慮して、

学習のロードマップをまとめてみました。

学習の前提

対象レベルは英検準1級合格済み

または英検2級のA合格(正答率85%以上)の方です。

英語の基礎力完成の目安で、これ以前だと

「学習者向けの英語」での学習が効率的なレベルとなります。

まだこの英語力に達していない方は、

基本的な語彙、文法、リスニングトレーニングを中心に、

サプリ的にやさしい多読、多聴に取り組むほうがいいです。

背伸びしすぎると、

「理解の伴わないインプット」

となり、学習効果が得られません

語彙のおススメ参考書

文法系おススメ参考書

逆にこのレベルになると、

生の英語で、語彙を除けばという条件で、

「スクリプトさえ見ればかなり理解」

が可能です。

この段階まで来ると

スクリプト付きの素材を目と耳の両面から

内容を確認しつつインプットする量」

に比例して英語力が伸びていきます。

実際にはこの時点ではまだ文法項目の理解は

そこまで高くないと思います。

その場合はサプリ的に文法にも取り組めばいいでしょう。

あくまで生の英語の多読・多聴の

補助という位置づけですね。

人によって、英検1級なら半年から1年あれば

高得点で1次試験合格できるはずです。

学習の実際

使う素材は以下の通りです。

・JapanTimes Alpha

・BBC Learning English(6MinutesEnglish、NewsReview)

・NaviveCamp

・海外ドラマ(FRIENDS推奨)

・現代ビジネス英語

それぞれ詳しく見ていきます。

・JapanTimes Alpha

HPはこちら

学習者向けの週刊英字新聞。

語彙や文法の解説あり、各種学習のヒントも。

Websiteも充実しています。

Alphaを読みながら出てきた未知語は

すべて「ANKIアプリ」に登録します。

始めは毎週かなりの量の単語を登録することになります。

ただ、ここを無視すると上達しにくいです。

意識的に学習することで、

多読、多聴時のインプットに大量の気づきが生まれます。

これが英語上達の条件です。

慣れないうちは1週間で読みきること自体が大変だと思います。

慣れるまでは「半分」としてもいいでしょう。

Alphaをおすすめするには理由があります。

まずは内容。

ニュース英語は英検1級と親和性が高いです。

よく英検はアカデミックといわれることが

多いですが、私は英検1級はニュース英語の試験と感じます。

単語はニュースで頻出のものが多く、

長文は学術論文というより新聞の評論に近いです。

またAlphaのニュース以外のコーナーは

割とカジュアルで、ここはTOEICと相性がいいです。

Alphaで学んだpiping hotという表現が

公式問題集に出ていました。

またチャット問題や、リスニングで頻出の表現も

よく使われます。

最後に語数です。

英検1級のリーディングは約4500語

TOEICのRは約6000語で、

Alphaは約8000語です。

普段からAlphaに慣れおくと資格の英語は

ずいぶん短く感じます。

またニュースなので、当然ライティングと

面接のTOPIC力も身に付きます。

・BBC Learning English

次はBBCの学習者向けのサイト/アプリです。

Youtubeもあります。

HPはこちら

6MinutesEnglishとNewsReview

という2つのプログラムがおススメです。

これらの番組では2人のNativeSpeakersが

最新のニュースについて表現を説明します。

まさに英語で英語を学ぶ、ですね。

NewsReview

話される英語はゆっくりめで、

スクリプトもあります。

紹介された未知語はANKIに登録するといいでしょう。

Alphaとの相乗効果もあります。

Topic力にももちろん◎

ちなみに6Minutesのほうがやさしめです。

ニュースについて会話形式で学べるので、

英検やTOEICのリスニングにもばっちりです。

また英検1級は半分、TOEICは1/4がイギリス英語なので、

その点でもBBCを使った学習は役立ちます。

ライティングも面接もテーマのほとんどは

現在世界が直面する問題

+日本が直面する問題

でカバー可能です。

BBCとAlphaを一定期間取り組めば、

自然とそのようなTOPICに慣れ親しむことができます。

スクリプトも確認しながら、

「ほとんど聞いてわかる」

が到達目標です。

2つの番組とも週1回の更新なので、

繰り返しての視聴を前提に取り組みます。

・NativeCamp

定額で使いたい放題のサービスです。

まずはDailyNewsという記事を読んで練習や

意見を言うレッスンがあります。

ここでAlphaやBBCで最近学んだ内容

近いコンテンツを選びます。

背景知識があると圧倒的に話しやすくなりますし、

BBCやAlphaの情報をそのまま伝えるだけでも、

すごく力がつきます。

最後に講師の意見も聞いてみます。

これで3,4種類の異なる情報を

インプットできたことになります。

ここからさらにダメ押しで別の講師

もう一度同じテーマで話します。

ここでは一回目の講師の意見を紹介することもできます。

慣れてきたら5MinutesDiscussion

というレッスンに取り組みます。

これは100のトピックから2つ選んで

講師と話し合う構成です。

英検1級に出そうなテーマで練習します。

コツは同じテーマで3回連続受講すること。

それぞれの講師の意見も聞いて、

その意見も次に生かします。

英語学習は点ではなく線です。

常に取り組む内容をつなげる意識を持ちましょう。

↑の学習の軸は、以下の通りです。

「英検1級のような社会性のあるトピックで」

「多くの自然なインプットをして」

「復習しながら定着させて」

「学んだ内容を活かして話すこと」

1つの線でつながってますね。

面接試験に向けて急に対策するのではなく、

インプットを定着させるために日ごろから

話すことが結局効率的なんです。

・海外ドラマ

これはリスニングのカジュアル発音とスピード

を鍛えるために取り組みます。

ドラマの発音とスピードに慣れると、

試験の英語がいかにゆっくりはっきりと

話されているかわかります。

まとまった量の英語に一気に触れることも

長丁場の試験で英語疲れしないコツです。

使い方は英語字幕+英語音声で聞く、

これが基本です。

1シーズンが10~20話程度なので、

同じシーズンを繰り返し観ます。

3、4回見た後はスクリプトチェックです。

「作品名 script」

と検索するとファンがセリフを書き起こした

websiteが見つかります。

スクリプトを読んだ後はもう一度視聴します。

後は「次になにを言うかわかる」

まで繰り返します。

1シーズンその状態にすれば資格の試験では

高得点がとれます。

作品はFRIENDSがおススメです。

FRIENDSの紹介はこちら

資格試験との関連からいうと、

1話20分、約2300語はちょうどいい長さです。

2話でTOEICや英検1級と同じくらいの量になります。

また字幕付きで見ることで速く読む力もつきます。

語彙は繰り返し出てきたもののみ調べましょう。

基本的には映像を見ることで自然と理解できます。

FRIENDSは1シーズン24話ですので、

平日1話、週末5話で2週間あれば1周可能ですね。

・現代ビジネス英語

リスニングトレーニング用。

DSC_0762

細かな聞き取りのトレーニンングを通じて、

メインの多聴の精度を高めます。

速さはTOEICレベル、長さは英検1級以上

語彙、トピックも英検1級向け、

と弱点はありません。

リスニングトレーニングはこちら

多読、多聴をしていると、この教材の精度の高さに驚きます。

それくらい、現在よく使われている表現が紹介されています。

トピックも最新の話題が豊富です。

AI、リモートワーク、遠隔治療、

自動運転車、social media、昆虫食などなど。

英検はもちろん最近のTOEICでも頻出の話題です。

まとめとその後の学習

今回は英語力自体に焦点を当てて、

資格試験に受かる方法をご紹介しました。

ここまですれば後は試験前に単語帳で穴をなくし、

模試でPart毎の対策を少しすれば

英検1級もTOEICも高得点が狙えます。

ライティングも1冊なにかで対策すれば十分でしょう。

私自身、アンバランスな英語力で悩んだ時期が長くありました。

(今でもありますが汗)

今回ご紹介した学習法は、

そんな自分への反省点も含まれています。

さて、↑に挙げたBBCとAlphaはまだ学習者向けに作られています。

今後はさらにNative向けの素材を組み入れて、

その比率をどんどん増やしていきましょう。

ドラマ、ニュース、新聞、雑誌など、

これまでとは理解度が異なっているはずです。

この段階では上級向けの文法や、自然な表現力の会話など、

目的に応じた学習に進んでいきます。

この先は自分にとって役に立つ英語力を

目指す段階になります。

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