中学英語とはいったい何か

中学英語、と聞くとどんなイメージがあるでしょうか。

簡単な英語、初級の英語、義務教育の英語など一般的には

「中学校で学ぶシンプルな英語」と考える人が多いのではないでしょうか。

これらの側面はある意味で真実ですが、本質的ではありません。

ここではなんとなく使われる「中学英語」とは何なのか、詳しく見ていきましょう。

そもそも中学英語とは?

中学英語は「義務教育という限られた時間で、英語習得に一番大事なことは何かを選び抜いて、

これだけは必要という内容を体系的にまとめたシステム」です。

基礎英単語の約2000語で話し言葉の85%がカバーされるとされ、これは中学英語に相当します。

中学で出てくる文法項目は使えないとコミュニケーションで困るものばかりです。

ですので中学英語は「英語学習者が必ず学ぶ必要がある英語の核」と

いうことができます。

中学英語は簡単なのか?

基礎力があやふやな方に中学英語のやり直しをよくおすすめしますが、

この点を強調しないとネガティブな反応をいただくことがあります。

現実問題として「中学英語を十分に理解している学習者」はかなり少数です。

さらに「中学英語を使いこなす学習者」は日本にほとんどいないでしょう。

中学英語は自分で発信する際に使いこなせることを目標とするべき英語です。

基礎である中学英語はなぜ重要か?

語彙にしても文法にしてもここの理解があやふやだとより高度な内容はなかなか身に付きません。

特に中学英語以上の文法は基本的に中学英語の組み合わせで出来ているからです。

素振りがちゃんとできないのに、打撃練習をしても効果は薄いです。

語彙についても、似たような意味の単語で、smart→bright→intellectualとレベルが上がるほど、

目にする頻度が下がります。

まずは基本の一番よく使われる語彙習得ができてから徐々にレベルを上げることが重要です。

注意点

1点注意点があるとすれば、中学で習うリスニングはかなりスピードが遅いです。

中学英語のリスニングができても現実の英語とは速度も発音もかなり違いがあります。

音声に関しては「中学レベル」の素材ではなく、

「中学英語で話される自然な英語」を意識することが必要ですね。

例えばコメディ系の海外ドラマなどではほとんど中学英語の内容で話されます。

(もちろん高校の内容もたくさん出ますが。)

管理人おススメのFRIENDSも出てくる表現はやさしいものが多いです。

理解が70%もあればどんどん自然な英語に触れていくことがおすすめです!

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